Web解析においては、まずは全体のアクセス傾向を把握し、次いでページ別や流入元別に状況を把握することが多いでしょう。しかし、ユーザーの属性までを把握している方は多くないのではないでしょうか?
今回はGoogle Analytics4(GA4)で「Googleシグナル」の設定を行い、サイトに訪れたユーザーの「年代」や「性別」といったデータを取得する方法や注意点をご紹介します。
目次
年代・性別データを取るメリットと活用例
年代や性別といった属性データは、ユーザー像を明確にし、より精度の高いサイト改善や施策立案を行う上で役立つ情報です。
たとえば、「実際のアクセスは想定していた40代ではなく20代女性が中心だった」といった気づきを得られれば、コンテンツのトーンや広告配信先の見直しにつなげることができます。さらに、自社の商品やサービスのターゲット層と訪問ユーザーの属性がずれていないかを確認することで、マーケティング全体の方向性を整える材料にもなります。
万能ではない?データ取得の注意点
ただし、この属性データはすべてのユーザーから取得できるわけではありません。Googleシグナルを収集できるのは、Googleアカウントにログインし年齢や性別のデータを設定しているユーザーによるアクセスか、Googleが推定で年齢や性別をラベリングしたユーザーによるアクセスのデータに限られます。
また、Googleシグナルの設定を有効にした以降のデータしか反映されないため、すぐに十分な情報が集まるとは限らない点にも注意が必要です。データを過信せず、あくまで傾向をつかむための補助的なデータとして活用することがポイントです。
Googleシグナルの設定手順
年代・性別データを取得するためのGoogleシグナルの設定は、GA4管理画面から行うことができます。確認したいGA4の画面を開き、下記の手順から「Google シグナルのデータ収集をONにすることでデータの取得が開始されます。
手順
GA4の管理>プロパティ設定>データの収集と修正>データの収集>Google シグナルのデータ収集をON
一定期間が経過するとGA4の「ユーザー属性」レポート内で年代・性別の情報が表示されるようになります。設定は早めに済ませておくことで、より多くのデータを蓄積できるようになります。
MEGLASS finderとの連携でさらに見やすく
GA4連携型アクセス分析ツール「MEGLASS finder」では、今後のアップデートで「性別」「年齢」のデータをMEGLASS finderから一目で確認できるように準備しています。是非この機会にデータの取得をONにしておき、過去のデータも確認出来るようにしておきましょう!
まとめ:早めの設定が成果分析の鍵
年代・性別データの取得は、ユーザー理解を深めるための第一歩であり、正しい方向への改善施策に役立つ手がかりとなります。Googleシグナルの設定自体は数分で完了しますので、早期に設定してデータを蓄積しておくと、今後のサイト運営に役立つかもしれません。
まだ設定していない場合は、この機会にぜひ対応を進めてみてください。
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