2024年、ChatGPTはこれまでのチャット機能に、最新情報を含むAI検索機能を追加した「ChatGPT search」を公開しました。日本語での展開も始まり、今後数か月間でフリーユーザーも利用できるようになるとのことです。
ChatGPT searchはBingにインデックス登録(検索結果に反映)されているものが検索結果として表示されるようです。全ページをBingに登録するために、Webマスターツールに登録して、サイトマップを送信してみてはいかがでしょうか?
目次
- ChatGPT searchとは
- Bing Webマスターツールへの登録がおすすめ
・Bing Webマスターツールって何?
・Google Search Consoleに登録していると設定が簡単!
・Bing Webマスターツールの初期登録の手順
- サイトマップを送信してみよう!
・sitemap.xmlとは
・サイトマップの送信手順
- まとめ
ChatGPT searchとは
OpenAI社が2024年10月31日(米国時間)にAI検索機能「ChatGPT search」を公開しました。これまでのAIチャットボット「ChatGPT」に「ChatGPT search」というAI検索機能が統合され、チャット形式でWebサイトの検索が可能になりました。これまでChatGPTは一定時期までに学習されたデータを元に回答していたため、古い情報が回答されることや、回答した情報の出典元が明記されないことが一般的でした。「ChatGPT search」では、Webサイトの情報を元に、自然な会話形式で回答を得ることができ、また目的の情報を含むWebサイトのリンクを表示してくれます。
「ChatGPT search」の機能は有料会員やウェイトリストに登録したユーザーから順次利用でき、今後数か月間かけて全ての無料ユーザーにも展開すると公式に発表されています。英語のみならず日本語での展開も開始されています。
Bing Webマスターツールへの登録がおすすめ
ChatGPT searchは様々な検索技術を組み合わせて構築されていますが、「BingにインデックスされていないページはChatGPT searchの検索結果には出てこない」とする検証レポートが複数確認されています。今後ChatGPT searchからの流入が増えていくことを見越して、Bing検索できちんとすべてのページがインデックスされているか確認できるよう「Bing Webマスターツール」に登録することをおすすめします。
Bing Webマスターツールって何?
Bing WebマスターツールはMicrosoftが提供する無料のアクセス解析ツールです。Bing検索のインデックス登録状況の確認や、検索キーワードごとの流入数や掲載順位を確認することができます。Google Search Consoleの、Bing(Microsoft)バージョンと考えていただくと良いでしょう。
Google Search Consoleに登録していると設定が簡単!
Bing Webマスターツールの登録は、手動でサイトをインポートする方法と、Google Search Consoleから設定を引き継いで登録する方法があります。Google Search Consoleを利用していると手順が非常に簡単ですので、後者の登録方法をおすすめします。Google Search Console未登録の方は「Google Search Consoleの初期登録方法 | ご利用ガイド | MEGLASS finder」を参照の上初期登録をしてみましょう。
Bing Webマスターツールの初期登録の手順
- Bing Webマスターツールにアクセスします。
- 「始める」ボタンをクリックし、サインイン方法から「Google」を選択します。
- Google Search Consoleを登録しているGoogleアカウントでログインします。
- プライバシーポリシーと利用規約の確認画面が出てくるので、確認の上「次へ」を選択します。
- 画面左「Google Search Console」から「インポート」をクリックします。
- 自動でインポートが行われます。これで登録は完了です。
サイトマップを送信してみよう!
Bing Webマスターツールに登録したら、さっそくサイトマップを送信してみましょう。XML形式のサイトマップを送信すると、より正確にサイト全体がくまなくクロール(巡回)されます。
これにより、検索結果にサイト全体のページが正しくインデックスされます。
sitemap.xmlとは
sitemap.xmlは、検索エンジン向けにできたXML形式のサイトマップです。人間のための視覚的なサイトマップではなく、検索エンジンがクロールする際に地図の様に参照するためのものです。
サイトを新しく公開した際に一度登録しておけば、更新の度に変更する必要はありません。
サイトマップの送信手順
今回は既にGoogle Search Consoleに登録しているサイトマップを確認して、Bing Webマスターツールにも登録する方法を紹介します。
STEP1:まずはGoogle Search Consoleでsitemap.xmlのURLを確認
- 管理するGoogleアカウントにログインし、Google Search Consoleにアクセスします。
- 画面左のインデックス作成「サイトマップ」をクリックします。
- 「送信されたサイトマップ」にURLが表示されます。ドメインの配下のURLのみ表示されている為、コピーしてBing Webマスターツールから登録する際は、頭にドメインをつけ忘れないようにしましょう。(「型」は「サイトマップ」「RSS」どちらもサイトマップのURLになります。複数登録がある場合は全てBingから送信することをおすすめします。)
STEP2:Bing Webマスターツールから確認したURLを送信しよう
- Bing Webマスターツールにアクセスします。
- 画面左「サイトマップ」をクリックします。
- 画面右上「サイトマップを送信」をクリックします。
- STEP1で確認したURLを入力し送信します。URLはドメインも含めたものを送ってください。
以上で作業は完了です。
まとめ
本コラムでは2024年に公開されたAI検索機能「ChatGPT search」と、この機能からの流入を最大限に期待するためのBing Webマスターツールの初期登録方法・サイトマップの送信方法をご紹介しました。まだBing Webマスターツールに登録していない方は、是非この機会に登録して活用してみてください!
※本コラムは2024年11月現在の情報をもとに作成しています
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