2024/08/15

ウェブアクセシビリティとは?基準や対応方法についてチェックしよう

マーケティング
ウェブアクセシビリティとは?基準や対応方法についてチェックしよう

2024年4月の障害者差別解消法改正により、Webサイト上での合理的配慮や環境整備にあたる「ウェブアクセシビリティ」への関心が高まっています。ですが、そもそもウェブアクセシビリティとは何なのかがわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか? そこで本コラムでは、ウェブアクセシビリティとは何なのかということについて初心者にもわかりやすく解説いたします。

アクセシビリティとは?

ウェブアクセシビリティの前に、大本になるアクセシビリティという言葉の意味について確認しておきましょう。アクセシビリティとは、近づく・アクセスするという意味の「access」と、可能を示す「ability」を合わせた言葉です。
ものやサービスを利用できることや、利用しやすさを示します。似た言葉に「ユーザビリティ」がありますが、ユーザビリティはサービスやものを利用できることは前提とした上での使いやすさを指します。アクセシビリティの場合はそもそもサービスを利用できるか否かという点がポイントになるため、異なる概念です。

ウェブアクセシビリティとは?

Webサイトにおけるアクセシビリティのことを「ウェブアクセシビリティ」と言います。具体的には、老若男女や健常者と障害者など、ありとあらゆるユーザーが同じようにWebサイトを利用することができるようにするための配慮や工夫を指します。

  • 目が見えなくても情報が伝わること・操作できること。
  • キーボードだけで操作できること。
  • 一部の色が区別できなくても得られる情報が欠けないこと。
  • 音声コンテンツや動画コンテンツで、音声が聞こえなくても話している内容が分かること。

※【参考】ウェブアクセシビリティとは? 分かりやすくゼロから解説! | 政府広報オンライン

また、ウェブアクセシビリティの対応状況の判定にはJIS規格であるJIS X 8341-3(規格名称「高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス―第3部:ウェブコンテンツ」)がガイドラインとして利用されます。自社サイトのウェブアクセシビリティを高めていく際には、この規格に準拠する形でサイトの改修やリニューアルを行います。

JIS規格に基づいてウェブアクセシビリティ対応を行う場合は、既定のプロセスが必要になります。実際の対応プロセスについては次回のコラムで解説いたします。
まずはこれを機に、一度自社サイトのウェブアクセシビリティ対応状況について確認してみるのはいかがでしょうか。分析や改善箇所の洗い出しを簡単にできるツールもありますので、ぜひ利用してみてください。
また、まだ対応方針を決めていないという場合は、ぜひサイトの利用者層や目的に合わせて検討してみましょう。

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